「山羊人」頭部制作の記録

今年の春に作った「山羊人」の粘土部分の制作過程です。
今年から初めて使いだした素材「粘土」。試行錯誤が続きました。

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形にするのが難しいですね。角(つの)をつける前段階までに、軽量化する為に頭を切り、中の発砲スチロールを抜き、内側から目を入れて再度接着し、元の形に戻してあります。
最初角を別に作っていたのですが、つけようと思ったら角度を定めるのが難しく、このアイディアは却下に。よくよく考え、頭に針金を刺し、角を形成しました。この段階では、メリハリはなく重い感じです。


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角を、バランスを見ながら削り出して行きました。角の中は針金と粘土なので、案外重く、重量バランスが悪くなりました。


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最初ねじで頭部分と胴体と止めようと思ったのですが、強度と安定感の悪さから却下。首部分を作り、胴体につける事にしました。


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仕上げです。胴体との接合のために穴を空けました。角と目を残し、全体にガーゼを貼りました。ボンドの量と布の方向がポイントです。布の継ぎ目も注意点です。角との境界が不自然にならないように気をつけました。


粘土は、細部まで表現できるのがいいですね。今後も使い方を考えて、自由に取り入れて行きたいと思います。
ただ、今回使った木粘土は重いのが難点ですね〜。



またまた気になる展示が・・・。ありそうでなかった企画。一流同士のコラボ。

東京大学総合研究博物館モバイルミュージアム
驚異の小部屋
会期:10/11〜11/24
場所:メゾンエルメス1F ヴァンキャトル・セゾン

「メゾンエルメスにおける「驚異の小部屋」は、東京大学に蓄積された古い学術標本と、教育研究の歴史を担ってきた什器によって構成される展示に、エルメスの商品を配して完成される相補的な空間である。大航海時代以降、西欧の王侯貴族は「驚異の部屋(ヴンダーカンマー)」と呼ばれる珍品陳列室を競いあった。未知の「モノ」に対する原初的な驚きの感覚は、体系的な知の獲得へ先立つものであるとともに、新たな知へ人々を駆り立てる原動力となった。
(中略)
西野嘉章(本館教授、博物館工学/美術史学)」
by kikodoll | 2008-10-26 11:01 | Comments(0)