「子どもとどう向き合うか」

今日の読売新聞に次のような解説が載っていたので、紹介します。

「子どもとどう向き合うか」
子どもがかかわる事件が相次ぐ中、不登校の中学生の割合が昨年度は過去最高を2年連続更新した。折しも夏休み----。子どもと同向き合うべきか、内外の識者に聞いた。
聞き手・編集委員 南 砂

(前略)
---親はどうしたらよい?
ダニエル・ペナック氏(以下ペナック) 現代社会は、日常生活のすべてが消費のルール上にあり、ビジネス界は消費を促す。どうでもよい「欲求を呼び覚まして絶対必要な要求」と信じ込ませ、広告の品は必要品と思わせる。
親や大人は本当に必要な物は何か気づかせないといけない。子どもに必要なのは、食べ、遊び、落ち着いて考え、学ぶことなど、目前の欲求とは対極のものだ。

---教師として子どもにどう向き合ったか。
ペナック 問題があるという子どもと話す時、今すぐ何がしたいか尋ね、時間をかけて本当にしたいことに気づかせる。携帯が鳴ると、欲望に負けて子どもは応じるが、許してはいけない。自分の意識の中で欲望と欲求を向き合わせ、見極めさせることだ。

---活字離れの問題にも同様の持論を展開してきた。
ペナック 読むことの真の喜びを知っていれば、放っておいても子どもは読む。同様に、学ぶ意味が分かれば学びに向かう。本質的に必要な物と見せかけの欲求の違いを見抜く力をつけさせなければ子どもは救われない。洋の東西問わず問題は、私たちがどんな社会をめざすのかということに尽きる。

*ダニエル・ペナック氏:
仏作家。「学校の悲しみ」で昨年。仏5大文学賞の一つ、ルノドー賞。25年余、教師を務め、読書に関する著書も。63歳。


・・・当たり前のことだけど、いろんな意味で耳の痛い文章でした。
で、うちの息子は、例年のごとくペルセウス流星群の観測で長野に合宿に行ってます。
by kikodoll | 2008-08-12 21:05 | Comments(0)